上司とうまく付き合うために...~店長のための○○ #6 

店長の力になりたいARIKAです。

会社という組織の中で働いていると、必ず接するのが上司です。部下はいないこともありますが、上司は必ずいます。少なくとも、役職は同じでもキャリアのある先輩はいると思います。

そして、今の会社で出世することに興味があるないに関わらず、上司とは良好な関係を築いていた方が圧倒的に仕事がやりやすいはずです。

私は、散々上司とぶつかってきました。それで良かったこともありますが、大抵の場合は、良くなかったまたはもっと違うやり方もできたな、と反省することの方が多かったです。

今回はそんな私の経験から、上司と接するにあたって、これは絶対に気にした方が良い

ということを3つ紹介します。

  • 上司も自分と同じ人間であるという前提
  • 上司であるその人自体に興味を持つこと
  • その人が仕事上で重要視していることを知る

マネージャー

 

・上司も自分と同じ人間であるという前提

まあ、これは良く言われていることかと思います。社内の立場が違うだけで、同じ人間なのは変わりません。しかし、ここで勘違いしてはいけないのは、こと社内においては決して対等ではないですし、上司を下に見るなんてもってのほかです。なぜなら、その人が今の立場にいるのは、経験や実績があるからで、それがまだ自分にはないからです。そこをきちんと受け止めたうえでの話になります。

上司は経験や実績があって、スキルも高いかもしれませんが、

決して完璧ではありません。ミスも失敗もあります。虫の居所が悪いこともあるでしょう。

これって、特別なことではないですし、むしろあって当たり前です。

自分もありますよね。私はあります。だとしたら、あってもいいじゃないですか。

これらを、「上司なのに」「上司のくせに」と思ってしまうのは、自分が勝手に上司という名のフィルターを通して見てしまっているからです。

そして、次の項目に続きますが、まだまだ自分が上司のことを知らないからだと思います。

・上司であるその人自体に興味を持つこと

人は未知のものには恐怖を感じるようにインプットされています。

初めて見るもの、知らない土地、そして知らない人。

知らないと怖いんです。顔などに出ないとしても、心の奥では怖いんです。

でも、対策は簡単です。興味を持って、知ればいいんです。聞けばいいんです。

これに関しては、上司に限らずだと思います。

もし、あなたに部下がいるならば、部下の方々に興味を持てているか、自分に問うてみてほしいです。この場合の興味を持つとは、好きか嫌いかは関係ありません。自分との共通点でもいいですし、逆に、自分と全然違うところも興味の対象になり得ますよね。

興味が持てると、相手の言動や行動への自分自身の反応や対応も自然と変わってきます。

なぜなら、自分が興味を持っている人の場合、その言動や行動の中に相手の意図や意思が見えるようになってくるからです。

意図や意思が見えると、人はそれに応えたいと思うようになっています。

ここまできたら、確実に良好な関係性が気づけているはずです。

・その人が仕事上で重要視していることを知る

最後は少し具体例を交えて話しましょう。

上司の意図や意思が見えるようになってきたら、この人は仕事の中で特にこれを重視している、良く見ている、などに何となく気づいてくるはずです。もし、はっきりわからないのであれば、聞いてしまった方がいいです。わかっていた方が圧倒的に仕事がしやすいからです。

例えば、自分が店の店長、上司がエリアマネージャーだとします。

当然、組織の人間なので、最優先は売上や利益になります。

しかし、上司が重要視するものというのは、これとは若干違うことがあります。

例)完全に数字のみを重視するタイプと、その数字になった過程を重視するタイプ

  店長自身のスキルを重視するタイプと、店長の部下の成長を重視するタイプ

  何に関してもロジカル重視のタイプと直観でも何でも数字さえ上がれば良しなタイプ

などなど、あげればキリがないですが、自分の上司は今の仕事のどのへんをどのように重視しているかがわかれば、仮に自分が苦手なことでも頑張れたり、得意なことであればスピード出世に繋がるかもしれません。

 

それでもダメなら、、、

ここまでは、私の成功体験からの抜粋でしたが、余談として、失敗談も少し話しておきます。

失敗談というよりは、今になって思えば、やっぱりあの時の上司も普通の人間だっただけだな~とは思っていますが。

当時どうしても好きになれなった上司の方がいました。口も悪いし、威圧的だし、なんでこの人が担当マネージャーなのかといつも思っていました。ここで、私が良くなかったのは、上司に気に入られようと考えていたことでした。おそらくそれが見透かされていたのでしょう。私への言動は強くなるばかりで、とにかく仕事がやりづらくて仕方なかったです。その人が、一度担当を外れ、2年後にまた担当に戻ってきました。以前よりさらに威圧感が増していました。しかし、私も2年で少し成長したので、上述のようなことを心掛けてみました。が、全く通用しませんでした。なぜか、これは後になってわかったことですが、戻ってきた時には1年で実績を上げないと左遷または降格だと上から言われていたそうで、ただただ本人も必死だったんです。これは稀なケースだと思いますが、自分側だけではどうにもならないこともあるかもしれません。

そんな時には、自分でコントロールできないことは考えない、これが1番です。

いま自分のできることをやっていれば、すぐにではなくても必ずいい結果がついてくる

と私は信じてます。