仕事していると良く思い返す言葉 3選!~店長のための○○ #9 

店長の力になりたいARIKAです。

みなさん、座右の銘はありますか?

四字熟語であったり、故事成語であったり、ことわざや偉人たちの言葉など、この世の中には様々な名言で溢れています。

そして、ずっと変わらず好きな言葉もあれば、人生経験を積むことで、好む言葉が変わっていくこともあると思います。

私も、その時々で好きな言葉が変わっていくタイプです。そこで、今回は私が仕事に関する言葉で、現時点で好きなもの、良く心の中でリピートする言葉を3つに絞って紹介していきます。

 

様々なタイトルの本が山積みになっている

・敷衍(ふえん)

一つ目は、「敷衍(ふえん)」です。あまり聞きなれない言葉かと思いますが、私も1年前くらいに知った言葉です。二つの意味があり、一つは、物事を押し広げて展開すること。二つめは、難しい意義や意味をより分かりやすく詳しく説明すること。今回は、後者の意味の方でのエントリーです。

年を重ねたり経験を積んで、知識が増えてくると、難しい言葉も覚えてきます。そして、その覚えたものは得てして使いたくなります。しかし、実際使ったところで相手が理解できないのでは、自己満足だけで、相手にとっては全く意味がありません。そうならないように、これが必要なわけです。

特に、部下になにかを教える前には、この言葉を思い出して、どう説明したら相手にとってわかりやすいだろう、と考えるキッカケになっています。

実際には、この「敷衍」という言葉自体を発することはほとんどないです。あくまでも自分に対して釘を刺す意味で、好んで使っているイメージです。

 

・二念を継がない(にねんをつがない)

二つ目は、「二念を継がない」です。これは、禅の言葉で、

目の前で起こったことをありのままに受け止めよ、という意味です。

ここでは、禅の言葉としての細かい話をすると、意味がわかりにくくなってしまうので、あくまでも私の解釈で話していきます。例えば、目の前にリンゴがあるとします。だとすると、一念はリンゴがある、という事実だけで、赤い、美味しそう、酸っぱいかな、などの感想が全て二念になります。

「二念を継がない」ということは、その最初の事実をしっかり受け止めよ、そして、その事実とその後の感想は、はっきりと区別して考えよ、ということです。

人間は何事においても自分に都合がいいようにバイアスをかける生き物です。無意識的に、事実を事実として受け取れなかったり、事実を自分の感想で覆い隠したりしがちです。仕事において、事実が不鮮明になることほど危ういことはありません。事実が歪んでしまうと、それに対する対策もすべて間違った方向に向かうことになります。

目の前に厳しい現実がある時ほど、この言葉を思い出して、こう自分に問いかけます。

事実と感想をハッキリ分けろと。

 

・因果応報(いんがおうほう)

最後は誰もが聞いたことのある言葉かと思います。

もともとは仏教用語で、意味はみなさんご存知の通りです。

人は良い行いをすれば、良い報いがあり、悪い行いをすれば、悪い報いがある、ということで、現在では、悪いことの方で使われることが多いようです。

私は、良いも悪いもどちらもあるだろうと思っています。仏教用語ということもあり、若干スピリチュアルな雰囲気もある言葉ですが、自分の経験上からも、この言葉は信じざるを得ないと思っています。

悪いことに関しては、なるべく行わないようにするだけとは思います。しかし、良いことに関しては、ただただ行うというよりは、繰り返し行う、継続的に行うことで、報いがあると思っています。

言うは易いし行うは難しで、繰り返し、継続的に行うのは高い意識と行動力が必要です。

むしろ、そこを意識するために因果応報を心に刻んでいるのだ、とすら思います。

継続は力なり、でもいいのでは。とも考えられるが、そこは、戒めの意味も含んでいる、因果応報が自分にとっては好ましいのである。